看護部

看護部長あいさつ

私たち看護部は、精神的健康について援助を必要としているすべての人々を対象としてサポートしていきたいと考えています。社会的ストレスを感じてある方には、ゆっくりとお休み頂ける環境を提供し、患者さんの自律性の回復を目指します。患者さんがその人らしい生活を送れるように、自己決定を尊重し、常に個別的なアプローチと温かい配慮を持って接するように努めています。不安や苦痛が自然に表現できるような環境をつくり、患者さんの言葉を傾聴いたします。
また精神医療では、非自発的入院や行動制限を行わざる得ない状況が発生しますが、私たちはいかなる場合でも人としての尊重と権利の擁護に努めます。

看護部長 小松 実

基本理念・基本方針

理 念

「人間の尊重患者さんの立場にたった看護と介護」
「安心と満足」

基本方針
  • 豊かな人間性と専門的知識、技術を持って、対象となる人々の個別性を理解し、その人らしい生活が営めるよう援助します。
  • 患者さんと目的を共有し、共通の認識の上に目的が達せられるようにコミュニケーションをとり援助します。
  • 患者さんの精神的、身体的苦痛や不安を十分理解するよう心がけます。
  • 親切な説明、笑顔と温かい言葉かけをして不安や苦痛の表現が自然に出る雰囲気つくりをします。

看護体制

1病棟

精神療養病棟 [ 56床 ]

長期的な治療、療養の必要な方が入院されています。ゆっくり・マイペースを合言葉に援助・介護を行っています。
長期間の入院で社会生活の感覚や技能が低下しないように、季節を感じるレクレーションや生活技能の維持を目的にした看護を行っています。
患者さんが孤独を感じないように全力の笑顔と会話によるコミュニケーションを心がけています。

2病棟

精神一般病棟 [ 64床 ]

症状の不安定な患者さんの保護のため、特に安全に配慮しています。この為、持ち物や身につけるものに制限を設けています。
病状の改善に合わせて、日常の生活を取り戻せるように支援しています。退院支援については、セルフリカバリーを大切にしストレングスモデル(出来ないことより~できることにアプローチ)看護に取り組んでいます。

3病棟

2024年開棟予定

精神科急性期治療病棟 4階 [ 45床 ] 
ストレスケアフロア 5階 [ 15床 ]

4階フロアの精神科急性期治療病棟は、早期回復・退院が目標となる病棟ですが、患者さんのペースに合わせた治療、お薬の調整、リハビリテーションを心がけています。
5階フロアは主にストレスケアを目的に療養いただいております。社会生活でのストレスや不安を抱えておられる方が、自然豊かな環境下でゆっくりと心と身体を休めていただき、生活リズムを整え社会復帰を目指します。

5病棟

精神療養病棟 [ 60床 ]

長期的な治療、療養が必要な方が入院されています。高齢の患者さんが多いため、日常生活全般に介護と看護を行っています。
重度の介護が必要な患者さんが多い病棟であるため、明るく元気な言葉かけを行います。介護と精神科看護の両立を目指しています。

6病棟

認知症治療病棟 [ 60床 ]

認知症の患者さんを治療対象とした病棟です。生活機能回復のための活動も行っています。夜間は3名のスタッフでケアを対応しています。
認知症にある混乱・興奮・せん妄などの状態に合わせた対応を心がけ、今まで患者さんの過ごしてこられた生活を大切に、その人らしさを尊重します。
「ホッ」と安心してお過ごしいただき、楽しみながら、生活に必要な動作やコミュニケーション力を維持、回復できるような看護を提供しています。

訪問看護

当院を退院された方、あるいは外来通院をされている方が家庭や地域社会において、安心して治療を継続しながら、快適な社会生活を送る事ができる様に看護師、作業療法士が定期的にご自宅へ伺い、様々な相談や日常生活を送る為のアドバイス及び支援を行い、社会生活が継続できるようお手伝いいたします。

訪問介護について