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2025.08.06
糸島ライフ
北崎地区に、こんなに凄い観音様が!光明寺小田観音御開帳①
糸島半島の北西端に位置する北崎地区。そこにすごい千手観音像があるのをご存知でしょうか。毎年7月16日~18日までの3日間だけ御開帳され、その神々しいお姿を直に拝観することができます。
「そんな貴重なチャンスを逃すわけにはいかない!」と、早速、ミャンマー人スタッフ2名と共に参拝してきました!
光明寺へは車で直接行くことができます。ただし、途中で道が狭くなっていますのでご注意ください。運転に自信がない方は、小田観音堂前の駐車場に車を停めて400mほど歩いていくこともできます。この日の最高気温は35度の真夏日でしたが、私たちはもちろん、歩いていきました(笑)
小田観音堂前の駐車場に車を停めて、坂道を進みます。この標識から左へ曲がります。
軽自動車一台が通れるくらいの隘路を進みます。
石の階段を上ると光明寺に着きます。小田観音堂から400m程の距離にあります。

お寺に到着すると、そこにはお坊様のお姿が。小田観音を管理されている福寿禅寺のご住職様で、まさに御開帳の準備をされているところでした。気さくに話に応じてくださり、光明寺や小田観音について色々教えていただきました。
木造千手観音立像:福岡県有形文化財
ミャンマー式参拝方法:合唱した両手を額の上にあげた後、両手を地面に着き拝礼する。これを3回繰り返します。
まずは、早速、参拝させていただきました。日本とミャンマーでは、同じ仏教でも参拝方法に違いが見られます。そこで、ご住職様に作法について伺ったところ、「光明寺は日本で宗派が別れる前の古いお寺です。仏教は、世界どこの国でも合掌して参拝することだけは共通しています。ですから、それぞれの作法でお参りください。」との寛大なお言葉をいただきました。そのため2人はミャンマーの作法で参拝。
観音様とのご縁があれば、宗派にこだわらず、誰もが自らの作法で参拝することができるという、ご住職様の柔軟な姿勢のおかげで、観音様がより身近なものに感じられました。
そして気になるご利益は…
これは知人の旦那さんの話です。ご住職様の考えや思いに共感し、遠方から毎月、観音講(観音様を信仰する人々の集まり)に参加されていました。最近、知人と結婚して子どもを授かったのですが、2人のご縁に深く関係していたのが、この小田地区だったとか。「観音様から、思いがけない幸せなご縁をいただくことができました」と、とても感謝されていました。素敵なお話ですよね。
次回はご住職様から伺った、光明寺の由緒ある歴史をご紹介したいと思います。(M.M)