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2024.11.22
川添ニュース
福岡マラソン2024
人をつなぐ。まちをつなぐ。未来へつなぐ。
今年も総勢6名の川添記念病院スタッフが、それぞれの熱い思いを胸に福岡市から糸島市までの42.195キロを走りぬきました。
今回は、マラソンに参加したスタッフが語る、福岡マラソンの魅力について、たっぷりご紹介いたします。
「福岡マラソンの魅力は、何と言っても“応援”です!応援に引っ張ってもらっています。プロのマラソン選手が“皆さんの応援が力になります”という気持ちが、実際にマラソンをして本当だと分かりました。」
それまでは格闘技を中心にスポーツに取り組まれていた先生ですが、8年程前に看護部長がマラソンを完走したのを目の当たりにして感動し、マラソンを始めたそうです。
福岡マラソンを初めて完走した時は、「もう一本走る事ができるような、ジャンプしたら月まで届くのではないかと思うような全能感に包まれました。」とマラソンの虜になった時の様子を笑顔で語る先生。今年で4回目の出場となりました。
今回のマラソンについては、「今までの中で一番きつかったけど、充実感もありました。だけど一番楽しかった。」とのこと。今年は大会一週間前に肉離れを起こし、足に不安を抱えながらの参加になったそうです。しかし、「スタート地点に立って周りを見渡すと、老若男女様々な参加者がおられ、なかには足に怪我を抱えた人もいました。色々な事情を抱えながらも出場している人たちに励まされました。また、学生さんが貴重な時間を使って必死に応援してくれる姿を見て、頑張ろうと思いました。」と心境を語ってくださいました。レースが始まると、20キロくらいまでは力を振り絞って走破。その後は痛めた足と本格的に向き合いながらの道のりで、走ったり、歩いたりを繰り返されました。とくに、ラスト10キロは、走れずに思いっきり歩いてでもゴールを目指され、見事に完走。「タイムは悪かったけど、楽しかった。」と仰られる、その表情はとても爽やかでした。
もう一つの福岡マラソンの魅力は何と言っても給食(クリックすると2024年の給食コースマップへ)です。給食と聞くと、学校給食が思い浮かぶ人も多いと思いますが、ここで言う給食はマラソン中のエネルギー補給と、完走に向けての気持ちの後押しを目的とするもの。福岡マラソンでは、地元色豊かな様々な銘菓や食べ物が道中の各所に用意されています。給食は必ず食べるようにしているという先生。今年は給食ポイントでいただいたお菓子をウエストポーチに入れて、応援してくれている子ども達にプレゼントしながら走ったりもしたそうです。そんな先生の一押しは、福岡銘菓の代表たる「博多の女」などを抜いて、九州大学の坂を下ったところにあるトマトだとか。先生の子どもにも優しい性格や通なこだわりが伝わってくるエピソードでした。
「マラソンが終わると寂しさを感じますね。まだまだマラソンを止める気はありません。」
そう語る先生の瞳の先には、すでに来年の福岡マラソンを見すえているようでした。
次にお話を伺ったのは、先生と同じく福岡マラソン出場回数4回目の看護副部長。
マラソンを始めた切っ掛けは、病棟の先生とマラソンの話になり、成り行きで一緒に応募しようとなったことだとか。そんなかたちではじまったマラソンライフですが、今は健康のためにとご自身の意思で走っておられるそうです。
長い道中、苦しいときもあるのがマラソン。そんなとき、後押しになっているのが、皆の声援といいます。「川添記念病院が近くなると、どうしても応援してくれている皆を意識して走ってしまいます。」と看護副部長。見知った人たちからの声援を背に、一段と走りに力がこもるその姿が目に浮かぶようです。
最後に「タイムは年齢とともに年々遅くなっていますが、完走できるうちは、マラソンを続けて行こうと思っています。」と、はにかみながら答えていただきました。
来年もパワーアップして看護副部長を応援したいと思います。
続いては、運動神経が良く、好奇心旺盛で色々なスポーツを楽しんでいる副師長。マラソンの原動力は「皆の応援」だそうです。今回は5回目の出場でしたが、2カ月くらいはマラソンの練習が出来なかったとのこと。ですが、颯爽と当院の前を通りすぎる姿はベテランの貫禄が滲み出ていました。いつもはシャイで、広報担当がいる前を通過する時はサングラスをして見つからないようにしているとのことですが、今回は病棟スタッフの応援もあり、サングラスを外して駆け寄ってきてくれました♡
また「足が痛い」と言いながらも、翌日から勤務するタフさも日頃の鍛錬の成果。「もうマラソンは引退します。」と冗談ぽっく言われましたが、きっと来年もその勇姿を見られると思います(笑)。
今回のマラソンについて、「応援してもらうのは嬉しいです。コンディションは悪くなかったけど、自己ベストタイムは出ませんでした。」と悔しそうに話す姿は、仕事中の穏やかでクールな表情からは想像もできない力強さを感じました。
日頃からトレーニングを欠かさないとのことで、来年のマラソンでは自己ベストが出るよう、応援しています!
マラソンの魅力については、「保育園のスタッフや保護者がうちわなどを準備してくれて応援してくれるのは楽しみであり、ありがたいです。」と言います。
また、「とてもきつくて、泣きたくなることもあります。でもゴールした後の“やったー!終わったー!”と言うやり遂げた感や、“諦めなくて良かった”と言う気持ちが次へのマラソンに繋がっています。」とモチベーションを維持する原動力を教えてくれました。大会前の練習について情報交換したりなど、職場スタッフとコミュニケーションをとるのも、モチベーション維持の秘訣だとか。そうお話されるときの優しい表情からは、普段のスタッフ間の関係の良さがうかがわれ、素敵だなと思いました。
今回で4回目の出場でしたが、来年も美しく走る姿を応援できるのを楽しみにしています。
そして忘れてはならないのが、マラソン選手にとって走る原動力になっている、川添記念病院応援団!
休日や夜勤明けにも関わらず、走っているスタッフを応援するために集まり、絶えず大きな声で声援を送っていました。
マラソンを始めた切っ掛けも、そしてマラソンを続けていける原動力も、当院スタッフ間のきずなやつながりがあってこそ。
また、力をもらい勇気付けられているのは、ランナーだけでなく、応援する側も同じです。毎年、その勇姿に感動をいただいています。
こんなに魅力が詰まった福岡マラソン。是非、皆さんも挑戦されてはいかがでしょうか。
来年の福岡マラソンも楽しみです。(M.M)