2024.12.05

川添ニュース

料理は化学反応です!(イベント食:2病棟)

やってきました!患者さんもスタッフも、お楽しみのカレーの日♪
3食カレー
今回は、見た目も味も3倍楽しめる、3色カレーです。

一番に目を引くのは、中央のふわとろ卵。見た目通り、口の中に入れた瞬間に卵がふわっと溶ける柔らかさ。卵とカレーを一緒に食べると、食感と辛さがよりマイルドになり、絶品です。
ふわとろ卵の秘密は、卵に固まる極限まで混ぜ合わせた牛乳の量だそうです。
「料理は食材の性質を知って、混ぜたり、加熱したり、時間を調整することで、様々に変化します。調理は化学反応ですので、どんな味になるかを考えたり、試したりするのが実験のようで面白いです!」
目を輝かせながら、そう語る栄養士はいつもより饒舌で、そのぶん職人のようなこだわりが感じられました。
この他にも、マヨネーズは卵黄に含まれるレシチンの作用によって油と酢が分離せずに乳化したものであることや、茶わん蒸しや卵豆腐は出汁の量で固まり方を変えた食品であることを教えてくれ、料理の奥深さを知ることができました。

また、このカレールーは食事提供の業務委託をしている株式会社レオックのスタッフの手によるもの。最近は、市販のルーの素から作っても十分おいしいですが、今回、なんと5時間もかけて、スパイスを調合し、完成させたという渾身の力作です。焦がさないよう、そして水分を飛ばしすぎないように火力、加熱時間に配慮しながら、丁寧に作ったルーの美味しさは、先にルーだけ食べて、ルーのみおかわりをする患者さんが出てくるのも素直にうなずけます。ちなみに、この1つの鍋で50人分のカレーを作ることできるそうです。
レッドカレーはトマトベースで、具材には鶏肉とパプリカが入ってマイルドな味わい。グリーンカレーはスパイスが効いていて辛口。そこにココナッツミルクのまろやかさが加わり、食べやすい味に仕上がっています。

患者さんの中には、食後に栄養士のもとへ駆け寄り「美味しかったです。ありがとうございました。」と感想を述べられる方々もいらっしゃり、カレーの人気ぶりをあらためて実感しました。
今回のイベント食は職員の給食でも提供されます。今から、カレーの日が楽しみです♪(M.M)

 
  • おかわりをする人が続出でした!
  • 美味しい物を前にすると、自然と会話も弾みます♪
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