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2024.12.27
川添ニュース
クリスマス会(1病棟)
「オカリナ」という楽器はご存知でしょうか。やわらかく暖かい音色を奏でてくれる笛です。
今回のクリスマス会では、元岡公民館で週1回活動されているオカリナサークルの皆さんに生演奏をしていただきました。
気になる演奏曲は…
1、ジングルベル
2、サンタが街にやってくる
3、赤鼻のトナカイ
4、きよしこの夜
5、小さな世界
6、見上げてごらん夜の星を
7、ふるさと
8、高原列車は行く
です。奏者する皆さんは、クリスマスを意識した格好で、病棟内のクリスマスムードをより盛り上げてくださいました。
今回、初めてオカリナの演奏を聴いた私。その音色は、優しくも温かい気持ちにさせてくれました。また、目をつむれば、深々と雪が降る夜、暖炉の周りで談笑しながら食事をしている光景が自然と浮かんできて…クリスマスのイメージにとてもよく合う素敵な楽器だなと思いました。
「高原列車は行く」では、車掌のセリフに当院の名前が入っていたりと、楽しいサプライズが沢山。患者さんはもちろん、病棟担当医も患者さんと共に演奏会を楽しまれていました。
演奏会の途中には、オカリナの歴史について手づくりの絵を使って分かりやすく説明してくださいました。
オカリナは19世紀後半にイタリア北部に住むドナーチと言う菓子職人が、土笛に西洋音階をつけたのが始まりとのこと。その見た目が小さなガチョウに似ていたことから、イタリア語で「オカ(ガチョウ)リーナ(ちいさな)」と名付けて、世界へ広めたそうです。
このような歴史ある楽器の生演奏を聴くことができ、患者さんからも「音と演奏がとても良かったです」、「(奏者の)スマイルがよくて、楽しめました」と好評でした。
当院でオカリナの演奏会は初めての試みです。
きっかけは、レクリエーション担当スタッフの「患者さんに楽器の音を楽しんでもらいたい」という気持ちから。そんな時、偶然区役所で紹介いただいたのが、今回のオカリナサークル。突然の演奏会の依頼にも「日頃の練習の成果を発表したい」と快く引き受けてくださり、素敵な本イベントが実現しました。聞くところによると、偶然にも、同法人のシーサイド病院でもボランティアとして活動してくださっているのだとか。なんだかより深いご縁を感じてしまいました。
心温まる演奏というクリスマスプレゼント。おかげで、心に残る思い出深いクリスマス会となりました。サークルの皆さん、ありがとうございました。(M.M)