2024.12.27

川添ニュース

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イベント食(クリスマス編:1病棟、2病棟、3病棟)

パティシエが病院に?

「苺のモンブランとチョコプリン」
「パティシエの方がいらっしゃるんでしょ?」
クリスマスデザートの感想を伺った時に、患者さんからいただいた第一声です。

当院には毎年、クリスマスのイベント食の時に自慢の腕をふるう有名な調理スタッフがいます。
“デザート作りが趣味”と言う、その調理スタッフが作るクオリティが高いデザートは、病棟スタッフ間でも噂になるほど。

「えー!すごい!」
クリスマスデザートを見た瞬間にスタッフが発した驚きの言葉。その後は「どうやったら、こんな風に作れるのですか?」と質問の嵐でした。
そんな当院自慢のパティシエ?!が作った苺のモンブラン。今回は、その美味しさの秘密に迫りたいと思います。


 
苺の生クリーム
今回のメインデザートである華やかな苺のモンブラン。当院でスポンジから焼き上げました。
仕込みを始めたのは朝の5時。そして48個のケーキが完成したのは午後1時半。
その出来栄えはご覧の通りで、ケーキ職人の手によると言っても過言ではないほどのクオリティです。当院にパティシエがいると勘違いされるのも頷けます。

制作過程で、一番気を付けたポイントは生クリームの硬さだとか。苺の果実が入ると生クリームが硬くなるため、配合に気を配ったそうです。
その言葉通り、試食した際に私が一番感動したのが、この苺の生クリーム。患者さんがバタークリームと間違われるほどの、濃厚なクリームに仕上がっていて、それでいて甘さは控えめ。乳製品が大好きな私は、この苺のクリームだけでも永遠に食べ続けたいと思うほど、味のバランスが良く、舌に絡まるようなクリームに魅了され、スプーンが止まりませんでした(笑)
 
  • 隙間なく、苺で埋め尽くされていきます♡
  • 盛りつけ開始です!
  • 苺のクリームたっぷりのモンブラン♡このボリュームなのに、ペロリと食べ終えました♪ごちそうさまでした。

また1パック800円という高級な苺を惜しみなく8パックも使用した、苺好きにはたまらない、一品。しっとり焼き上げたスポンジと一緒に食べても、苺の酸味とつぶつぶ食感がしっかりと苺を感じさせてくれました。

今回は、友人が美味しそうに苺のモンブランを食べている姿を見て、再現したいと思ったのだとか。毎年クリスマスの時期が近づくと、患者さんが喜んでくれている姿を思い浮かべながらアイデアを探すのが楽しみなのだそうです。
元々、甘さ控えめのスイーツが好きな彼女は、自分で好みのものを作りたいと思ったのが切っ掛けで、スイーツ作りを始められたそうです。その味は、既に職人の域に達し、食事をする前にスマートフォンで写真を撮る患者さんがいらっしゃるほどの出来栄えです。

「患者を代表して“ありがとうございます”と伝えてください」
と感想をくださった患者さんの笑顔が印象に残るイベント食でした。
次のイベント食も楽しみです。(M.M)

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