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2025.05.29
川添ニュース
誕生会(6病棟)
5月21日6病棟で誕生会が行われました。今回の見どころは、実習生による三線の生演奏です。その様子をご紹介します。
沖縄から持参した三線
リハビリテーション科スタッフ、病棟看護師ともコラボしました
と元気よく挨拶してくれたのは、はるばる沖縄から来てくれたリハビリテーション科の実習生です。
沖縄の代表的な楽器と言えば、三線を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
学校によっては、中学校や高校でも三線の授業があると言う沖縄。この実習生が通う専門学校のリハビリテーション科でも、三線の授業が必須だそうです。沖縄ではそれほど身近な三線も、練習当初は音を出すために使う「つめ」を持つことすら、難しかったと言います。それから練習を重ね、少しずつ弾けるようになっていく三線。今回、誕生会でその音色を特別に披露してくれました。
演奏してくれた曲は八重山諸島の竹富島に伝わる男女の恋愛を唄った古謡「安里屋(あさどや)ユンタ」と、誰もが一度は耳にしたことがあるBEGINの代表曲「島人ぬ宝」です。当日は三線の音色に加え、当院のリハビリテーション科スタッフや看護師も太鼓やピアノ、歌などで、その音色を引き立ててくれました。まだ実習を始めて10日ほどしかたっていませんでしたが、誕生会のためにスタッフで集まって練習を繰り返したそうです。
気になる患者さんの反応は…感極まって涙を流しながら聴かれている患者さんもいるほどの大好評でした。
また「最高でした!」や、「沖縄に来ている気分になりました」「面白かったです!」などの嬉しい感想も。
病棟看護師も「三線の音を初めて聴いて、感動しました!」と顔を輝かせていました。私自身も、三線のその心に優しく響き渡る、柔らかい音色に魅了され、まるで沖縄へ行ったかのような気分を堪能することができました。
最後に当院の印象を実習生に聞きました。「川添記念病院の患者さんは、今までの実習先に比べて若い人が多く、元気で明るい印象です。スタッフも明るく、時には趣味の釣り話などで盛り上がって楽しく実習しています」と相好を崩しながら答えてくれました。双子の妹が理学療法士として働いているため、共通の話もできると思い、作業療法士を目指したと言う実習生。残りの実習期間も、楽しく、そして充実した実習となるように願っています。(M.M)
自己紹介をする実習生
個別に患者さんのところをまわって三線を聴いていただきました
座位が難しい患者さんにもホールへ出てもらい誕生会を楽しんでいただきました